目が覚めた。 いつもなら憎い奴が隣に寝ているはず。 だが、今日はその姿はなかった。 いっそのこと、この家ごと焼けてしまえばいいのに… 聡でもいいから、誰でもいいからあたしを殺してくれたらいいのに…。 何度そう思っただろう。 生きてても、誰も必要としてくれない。 和馬を傷付けて… 最低だ。