「いいにおいがすると思ったら
猫君が来てたのか」
「あ…すみません
部屋に伺うって言ってたのに」
インターホンを鳴らしたのは
待ちくたびれた
背広さんだった
「よかったら
背広さんも炒飯食べません?」
そう提案すると
背広さんは
ニコっと笑って
嬉しそうに
「じゃ、遠慮なく」
と言って
部屋に入ってきた
途端に猫が
不機嫌になった
気がした
背広さんは猫の向かい側に腰をおろした
いつもスーツのイメージの背広さんが
ジャージ姿なのが
新鮮だった
私の視線に気が付いたのか急に
背広さんが振り返ったので
ドギマギした
そんな私を見て
猫は
「…バカじゃねーの」
と面白くなさそうに言う
「こら!そんなこと言うとあげないよ!」
私は出来上がった
炒飯を運ぶ
「美味しそうだね。
ジュンちゃんて料理上手なんだ」
背広さんが笑顔で
そういうと
猫の無表情が
ピクッと動いた
「ジュン…?」
猫君が来てたのか」
「あ…すみません
部屋に伺うって言ってたのに」
インターホンを鳴らしたのは
待ちくたびれた
背広さんだった
「よかったら
背広さんも炒飯食べません?」
そう提案すると
背広さんは
ニコっと笑って
嬉しそうに
「じゃ、遠慮なく」
と言って
部屋に入ってきた
途端に猫が
不機嫌になった
気がした
背広さんは猫の向かい側に腰をおろした
いつもスーツのイメージの背広さんが
ジャージ姿なのが
新鮮だった
私の視線に気が付いたのか急に
背広さんが振り返ったので
ドギマギした
そんな私を見て
猫は
「…バカじゃねーの」
と面白くなさそうに言う
「こら!そんなこと言うとあげないよ!」
私は出来上がった
炒飯を運ぶ
「美味しそうだね。
ジュンちゃんて料理上手なんだ」
背広さんが笑顔で
そういうと
猫の無表情が
ピクッと動いた
「ジュン…?」


