ーーーひよりside


「あー眠い…」


そうだ。

今日は早瀬さんの案内しなくちゃいけないんだっけ。


初対面の人にこんなに気を使わなくちゃならないなんて。


はあ。


うちはワイシャツを着た自分の首にピンクのリボンをつけた。



眠くて重い足を進ませ2階の自分の部屋を出た。



一階のリビングのテーブルにママのメモ付きの朝ごはんがあった。


ママもパパもお仕事大変だな。



―ガチャ


2階からドアが開く音がした。