記憶のパズル

振り返ると百メートルほど後ろに陽が見える。



なぜこんなに離れている。




「ここ、曲がるんだよね?」




陽が指差す方向には郷の明かりが。



え、まさか、こんなに離れるまで自分の世界に入りこんでたの?



は、恥ずかしいーーーーー!!




「う、うん。そうだよ!あははー。またボーッとしてた~」



「…着いてきて良かった」


「え?なに?」




陽は何か安心してボソッとなにか言ったようだが、私と陽は距離が離れていて陽の言ったことは聞こえなかった。




「何でもない」



陽は私が何回聞いても返事が一緒だった。


私は途中で聞くのを諦めることに。