すがって、嫌われるくらいなら、郁斗の気持ちを大事にしなきゃ。 だから、私は、「うん」て言わなきゃいけないの。 別れたいって言う、郁斗への返事を…。 「あのね、郁斗から貰った指輪を、あの日落としちゃったの」 「うん。何となく分かってた」 「えっ!?」 バレてたの? 「本当に、ごめんね」