「もう!何で、私がゴミ捨てなのよ~」


カネで出来ているこのゴミ箱は、見た目以上に重い。



掃除時間、サボったクラスメイトのせいで、私がゴミ捨てに行く羽目になったのだ。



「だから嫌よ。真面目じゃない奴は!」


掃除時間も残りわずか。

焦る気持ちから、だんだんと足早になってきた。