いつまでも、変わらないでいてほしい。

そう思ってた二人だったのに。

いつのまにか、こんな風になってしまった。

お互い背負うものがたくさんあって、何かを下ろさなければいけなかった。

どれも大切だった。

けど、捨てるしかなかった。

贅沢な、自分達の恋。



1 yuzuki minakata

結局はかなく終わってしまった。

自分達。

なんだったんだろう。

どっちもおんなじこと思ってたのに。

いえなくて。

押し込んで。

溜め込んで。

・・・はぁ。

「先輩?」

練習中寝ていたのか?と後輩に言われた。

「なんで寝てるんすか?」

「・・・あ、多分ねむ・・いのかなッ!」

「ホントですか?」

「さッ!練習だったね!」