「ちょ・・・!」

俺は、止めようと思った。

「なんで、愛はそんなんで満足しちゃうわけ?!こんなんだから木管下手って言われるんじゃン!木管部長がこんなんだからなんだよ!」

「何それ!あんただって、金管の部長でしょ!ミスがあったんなら堂々と言えばいいじゃん!」

「そんなミスもわからないんじゃん!」

「っは?!柚希は分かるわけ?!」

「分かるけど・・・。」

「何なの?!」

「わかんないの?」

「早く言えって!」

「いいよ、柚希。こんな奴に言ったってわかんないから。」

「ちょっとお前らいい加減にしろって。」

俺は止めに入るが、誰も見向きもしない。

「本当は分からないんじゃないの?!」

「分かるよ。あんたとは違うから。」

「何それ!!!!!」