怒ってるかもしれない。
うぅん。まだ怒ってくれるならいい。
怒りもせず、呆れた顔をされたら……?
そう思うと、顔をあげられない。
「ごめっ…「莉緒!落ち着けっ!!」
肩を掴まれ、顔を上げさせられる。
綺麗な皐の瞳が、あたしを見つめる。
そんな瞳を見て、さらに申し訳なさを感じた。
「ごめっ…「もう謝るな。」
「でもっ……んっ」
後頭部を引き寄せられ、そのまま唇を塞がれた。
「泣くなよ……」
そう言ってまた唇を重ねた。
何度も何度も角度を変えながら繰り返されるキスに、意識が朦朧とする。
このキスに、溺れてしまいそう……
「莉緒……」
そっと離された唇。
優しい声が、あたしの名前を呼ぶ。
そんな声だけでクラクラしちゃうあたしは、もう皐中毒になっている……
「キス……」
「ん……ごめん……」
な、なんで謝るの……
そう思っても言えなかった……


