後一時間……
後一時間頑張れば……
「では問題を後ろの人に回してくだ―……」
あ……れ?
先生の声が……聞こえにくい……?
――ガタッ
「……っ!莉緒っ!!?」
最後に聞こえたのは、詩織の驚いたような声だった……
―――――――――……
……ん。
「あっ、目覚めた!?」
「……しお…り?………っ!!あたしっ…「まだ起きちゃダメっ!!」
バッと起き上がろうとしたあたしを、詩織が止めた。
「莉緒、貧血で倒れたんだよ?」
貧血……
そっかあたし、テストが始まる前に……っ!!
「あ、あたしっ!!テストっ…「莉緒っ!落ち着いて!!」
だって、だって……
今回のテストに懸かってたのに……


