「皆さん―っ。お待たせ。莉緒ちゃんだよ」
カラオケの一室に案内され、紹介された。
「へぇ〜可愛いじゃん。タカシ、ナイスっ!」
そう、そう。
タカシだ!タカシっ!!
まぁ、覚える必要も無いけど。
「じゃあ莉緒ちゃんは…「ここに座ったら」
そう言った声の主を見た。
茶髪の男。
タカシと同じ制服ってことは、同じ高校か……
「おっ、珍しいじゃんっ!廉二[れんじ]が興味持つなんて。」
「別に……」
「じゃあ莉緒ちゃん、まずはあそこに座ってて。」
「う、うん。」
廉二とか言うヤツの隣に座った。
周りからの視線がヤバい。
特に女からの視線……
恐らく、今日の合コンの参加理由はこいつだろう。
イケメンだしな―…
「ねぇ、あんたさ。」
「えっ!?」
突然話しかけられて、驚いた。
しかも凄い至近距離で。
カラオケの音がうるさいから、至近距離は仕方ないんだけど……


