「とにかくさ、タバコ返し…――♪〜♪♪
その時流れた、着メロ。
あたしのだ……
「もしもし……」
『莉緒ちゃん〜。まだ来ないの〜〜』
「は?」
『俺、もう一時間待ってるんだけど―』
あっ、ヤバッ……
約束、忘れてた……
ついでに相手の男の名前も忘れてるんだけどね……
「あぁ、ごめん。今から行く。」
電話を切り、ため息を吐いた。
「誰?彼氏?」
ジィーとあたしを見る皐。
「彼氏なわけないでしょ。とにかくあたし行くから。」
「はっ!?おいっ!!」
あたしはそこから走り出した。
「俺のタバコ……」
そう呟いている皐をシカトして……


