「ふぅ―ん。じゃあ戻ろっか」
「……へ?」
意味がわからないまま、またさっきと同じく腕を掴まれ、ズルズルと引きずられていった。
引きずられて行った先は……
「なっ!なんで、また“ここ”に」
連れて来られたのは先ほどまで居た、校舎裏近く。
「は?だって無理やり俺が連れ出しちゃったし、戻りたいかな―って」
っ!!
こいつ絶対ワザとだっ!
悪いなんて微塵も思ってないから、そんなニヤリとした顔をしてるんでしょっ!?
「ほら、行くぞ」
ほ、本当に行くの!?
また腕を引かれる。
このままじゃ、また南先輩たちのところにっ……
あの修羅場にっ……


