「何やってんの?担任呼んでたよ。ほら、行こ」
え……
えっ……
えぇっ!?
まさかの乱入に、誰も口を開かずそのままあたしは腕を引っ張られて、校舎裏から離れた。
「ちょ……ちょっとっ!!」
掴まれた腕を振りほどく。
「何?」
足を止めて、振り向いた皐。
「何じゃないでしょ!?」
「えっ?」
本当に意味のわからない、みたいな顔をあたしに向ける。
「担任って、あたしたちクラス違うでしょっ!!そんなあんたに、担任が何か頼むなんてあり得ないっ!」
「あっ、あれは嘘に決まってんじゃん。」
悪気なんて全く無いように、サラッと言ってしまった皐。
「あんた困ってただろ?だから一応気を使ってやったんだけど」
「べ、別に困ってなんか……」
正直、凄く困ってたけど……
「そう?俺の勘違いか……。」
「そ、そうだよ……」
最低なやつ。
助けてもらっときながら、こんな言い方……
素直じゃない、あたしの性格……


