――ガチャッ
バスルームから上がり、皐を探す。
ベッドルームにいた皐。
「おっ、上がったか」
「う、うん……」
着ているバスローブを握り、ゆっくりと皐に近づく。
「なんだよ。髪乾かしてねぇのか?ほら、ここ座って。」
ベッドをポンポンと叩き、自分の横に座るように促す。
薄暗いライトが、あたしのドキドキを募らせた。
「ん……」
素直に隣に座ると、皐がドライヤーで髪を乾かしてくれる。
温風と、時々首に触れる皐の手に、体がゾクリとした。
「よしっ、終わり」
「あ、ありがと///」
なんか照れてしまう。
薄暗くて、良かった……
絶対真っ赤になってるのバレるし……
「莉緒の髪って綺麗だよな―…」
「え?///」
あたしの髪を触りながら、撫でる。
「莉緒ってさ、髪染めてんの?」
「え?」
「綺麗な栗色じゃん。」
「あっ、これは地毛。もともと色素が薄いんだよね。」
「ふぅ―ん。いいじゃん。」
「ん―…でも何度も先生に注意されて大変だよ。地毛だって信じてくれないし。何度か髪を黒に染め直せって言われたし……」
でもあたしはこの髪色好きだったし、黒にはしなかった。
「ん。俺、この髪色好き」
そっと後ろから抱きしめられ、髪にキスを落とす。


