「なぁ―…莉緒。」
「な//なに?///」
「手、震えすぎ。」
「っ……だっ、だって……」
緊張してるから当たり前じゃんっ!
「英語、頑張れよ。俺も教えるから」
「う、うん……」
「莉緒の親父さんには改めて挨拶に行かないとな……」
「そ、そうだね……」
「ってか今日は大丈夫なのか?連絡しとかなくて。」
「う、うん。お父さん、会社に泊まるって言ってたから。」
「そっか、大変なんだな。」
「ま、まぁ―…」
「で?手が止まってるけど?」
「だっ、だって―…」
ボタンを外すまではよかったけど、脱がすことが出来ない。
「じゃあ、脱がすことができたら、いいこと教えてやるよ。」
「え?いいこと?」
「ほら、だからはい。」
そう言って腕を広げる。
っ……
意を決して、シャツを脱がした。
……目を閉じてだけど。
「ん。まぁ、莉緒にしたら上出来か。」
「っ……」
“魔性の女”とまで言われたあたしが、ここまで悪戦苦闘するとは……


