「ねぇ、皐……」
「………」
掴まれている腕をほどき、ギュッと手を握った。
「あたし、今からさらに英語頑張るね。」
「……え」
「元々英語好きだったから、留学にも興味あるし。それに、皐と一緒に居たいから。」
「莉緒……」
少し目元を下げてあたしを見る皐の瞳。
「あっ、でも言っとくけどあたしが海外に行くのは皐の為じゃないから。あたしが海外に興味あるからなんだからね」
少しくらい許してよね?
あたしの強がり―……
「ふっ……素直じゃねぇ―な」
そう笑って、ギュッと抱きしめてきた。
「そんな素直じゃないヤツを皐は好きなんでしょ?」
「バーカ。生意気なんだよ。」
2人で笑い合って、抱き合った。
――パチパチパチ
……え?
周りから聞こえる拍手の音……
「あっ、そういえばここ、遊園地だったんだ。」
能天気にそんなことを言った皐。
あたしたちの騒ぎを見ていた人たちが、拍手をしてあたしたちを見てた。
「っ―…///」
恥ずかしさでワナワナするしかないあたし。


