「あっ、うん……。その今日一緒に帰れなくなって……」
なぜか視線が合わせられなくて、下を向いた。
「そっか、わかった。」
「あっ、それと、昨日はごめんね。」
「……え」
ちょっと下がったトーンに、パッと皐を見上げた。
「あ、あの……お金払ってもらっちゃったでしょ……?」
「あ、あぁ、そういうことか……」
「そういうこと……?」
ホッとしたように息を吐いた皐に、首を傾げた。
「イヤ、何でもない。それより、お金は別にいいから。」
「えっ、でも……」
「俺が勝手に払ったんだから、気にすんな。お菓子、楽しみにしてる」
頭をポンポンとされる。
皐のこの行動、凄く好き……
「じゃあ、また明日な」
「ん……」
小さく頷き、皐と別れた。
学校を出て「ふぅ―…」と息を吐いた。
携帯を開け、とあるところに連絡をした。
「もしもし……」
何回かのコール音が聞こえて、相手が出た。
あたしが今から向かうのは、あたしの辛い過去。
その過去と、今日あたしは決着を付けにいく……


