「はぁ―…、うちの親と仲良くなるのは全然いいんだけどさ―…、少しは俺の相手もしろよ?」
「へっ!?」
「莉緒は俺に会いに、家に来てるんだからさ」
「っ///」
そ、それはそうだけど……
実際に面と向かって言われると照れる///
「なっ?」
「……」
「返事は?」
分かってるくせに、あえて聞いてくる。
皐のそんな意地悪にも、胸をトキメかせてるあたしって……(泣)
「おっ、着いた。」
やっぱりこの俺様には敵わない……
「ほら、行くぞ」
「うん。」
でもこうやって、手を握ってくれるだけの優しさだけで、あたしは何でも許しちゃうんだよな……
それから材料を買い集めた。
「後は何が必要なんだ……?」
「後はね―…っきゃっ!!」
買い物のメモに集中し過ぎて、前を見ていなかったあたし。
おもいっきりドンッと人にぶつかってしまった。
「す、すみません。」
「いえ、大丈夫………莉、緒……?」
……え?
ぶつけてしまったおでこを触りながら、視界を上げて、思わず息を飲んだ……
「武司さん……」
なんで、なんでここに……
「莉緒?誰?」
皐の声でハッとした。


