「あ、あの、さつ……――グイッ
「ぎゃあっ!!」
ドサッと勢いよく引っ張られた……ベッドぉ!?
「ぎゃあって、お前色気無さすぎ。」
はぁ―…とため息を吐きながら、覆い被さってくる皐。
「つ―かさ、何父さんに口説かれてんの?」
「は!?別に口説かれてなんか…「俺の女なんだから、口説かれてんなよ。」
「……え」
『俺の女』?
「っ―……」
「は!?なんでまた泣くんだよ!?」
「だっ、だって、俺の女って……」
「は?俺の女だろ?さっきそう言っただろ?それとも何、俺のこと好きだとか言っといて、彼女になる気はないの?」
「か、彼女……?」
「じゃなかったら、婚約者だろな」
「っ―…」
「はあ!?だからなんでさらにまた泣く!?」
「だっ、だって彼女になれるなんてぇ―…」
想像もしてなかった。
「言っとくけど、莉緒しか彼女はいないからな。つ―か婚約者も。」


