「そこにいろって…言った、だろっ…バカ……」
どれだけ急いで来てくれたんだろう……
「っ……ウゥ―…皐ぃ〜〜」
ギュウと抱きしめ返した。
「莉緒……」
「皐ぃ―…」
もう離れたくない。
今離れたら、また会えなくなるかもしれない。
このまま、皐とひとつになれればいいのに……
「行こう……」
「えっ……」
体を離されたと思ったら、腕を掴まれ、そのままグイグイ引っ張られる。
「ちょ、ちょっと!皐っ!?」
意味も分からず、ただ引きずられる。
いくら皐を呼び掛けても、答えてくれない。
そして、やっと皐が足を止めたところ……
「はぁ―…はぁ―…こ、こどこ……」
目の前にある、綺麗な家。
セキュリティ完璧といった感じだ。


