2番目の恋人



「そこにいろって…言った、だろっ…バカ……」


どれだけ急いで来てくれたんだろう……



「っ……ウゥ―…皐ぃ〜〜」



ギュウと抱きしめ返した。



「莉緒……」


「皐ぃ―…」


もう離れたくない。



今離れたら、また会えなくなるかもしれない。




このまま、皐とひとつになれればいいのに……



「行こう……」


「えっ……」



体を離されたと思ったら、腕を掴まれ、そのままグイグイ引っ張られる。


「ちょ、ちょっと!皐っ!?」



意味も分からず、ただ引きずられる。



いくら皐を呼び掛けても、答えてくれない。




そして、やっと皐が足を止めたところ……



「はぁ―…はぁ―…こ、こどこ……」


目の前にある、綺麗な家。


セキュリティ完璧といった感じだ。