それから2人でカフェを出た。
「ごめんね。突然あんな風に声かけちゃって……」
「い、いえ……」
「名前、聞いてもいいかな?」
優しい瞳。
少しだけ、皐に似てる気がした。
「汐田莉緒です。」
「莉緒ちゃんか……可愛い名前だね。」
「い、いえ///」
そ、そんなジッと見られると、さすがに照れるんですけど……
「俺は樋口洋介っていって、大学2年なんだ。」
大学生……
なんかそんな気がした。
大人っぽいもん。
見た目もだけど、振る舞いも……
「あ、あのさ、俺、まどろっこしいの嫌いだから先に言ってていいかな?」
「え?」
「一目惚れなんだ。もしよかったら、これからも会ってくれないかな?」
――ドキッ
胸が高鳴った。
「……はい。」
あたしは小さく頷いた。
「ほんとに!?うわぁ!よかった!!マジ緊張してたんだよっ!!」
嬉しそうに笑う洋介さんに、あたしも笑いかけた。
あの胸の高鳴りは、皐に似てたからじゃない……
そう心に言いつけて……


