―――――――――…… 「ただいま―っ」 そっか、お父さん今日から遅いんだった…… ――〜♪〜♪♪ ポケットの中で震えた携帯。 メールの着メロだ…… 携帯を開き、内容を確認する。 『莉緒、あたしはいつでも莉緒の味方だからね♪ 詩織』 っ…… 優しい詩織…… 「ウゥ―…」 玄関だっていうのも忘れて、ペタンと座り込んだ。 好き…… やっぱり皐が好きなの…… 皐じゃなきゃ、嫌なの…… 皐じゃなきゃ……“恋”出来ないよ……。 誰もいない、真っ暗な家でただ泣き続けた。 皐のことを思って……