「よしっ、じゃあ授業戻ろっか」
立ち上がり、スカートのホコリを取るようにパンパンと叩く。
「えっ!?莉緒、あんた大丈夫なの?」
心配そうに詩織があたしを見てくる。
「大丈夫!……って言ったら嘘になるけど、授業には参加しなくちゃ!あたし進級したいし!!」
「莉緒……。そうだねっ!一緒に進級するためにも授業に行こっ」
「うんっ。」
そう言って2人で教室に戻った。
もちろん戻ったあたしたちは、注目の的だった。
あんなにクラスで泣いちゃったらね……
でも誰に振られたとか、やっぱりみんな聞きづらいのか、誰一人としてそのことには触れなかった。
それから授業はいつものように進んでいった。
当たり前か。
あたしが失恋しようが、日常は流れていくんだから……
外は晴天で、雲一つなかった。
でもそんな青空が、今のあたしには滲んで見えた……


