〜*皐Side*〜 『莉緒は強いな……』 つい漏れてしまった本音。 莉緒を乗せたタクシーを見ながら、ため息が出てしまった。 莉緒ならきっと大丈夫だろ。 お父さんとの仲も修復されるだろう。 莉緒は勇気がある。 俺には無いモノを、たくさん持っているんだ…… だから俺は莉緒に…… ――♪〜♪♪ 優しいラブソングの着メロが流れ出した。 これは愛華が好きだと言った着メロ。 2人で同じ着メロにしようと言われ、断れなかった。 「もしもし……」 『あっ、皐くん!?』