箱の中にあったのは、苺ののった真っ白なホイップケーキ。
「誕生日おめでとう。莉緒」
「っ……ウゥ―…」
まさか祝ってもらえるなんて思ってなくて、しかもケーキまで用意してくれるなんて思ってもなかった。
「さっきここに来た時に頼んでたんだ。」
「っ……」
「ふっ、泣きすぎ」
「だっ、だってぇ―…ウゥ―…」
「ははっ。莉緒が子供に見える」
皐にギュウと抱きつき、子供のように泣きじゃくった。
「子供でもいいもん。」
それでも今は泣きたい。
嬉しくて涙が止まらない。
「莉緒が子供じゃ困るな―…。だってこんなこと出来ないだろ?」
「へ?ん゙っ!?」
重なる唇。


