2番目の恋人



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今日は朝から気分がいい。


父親から普段全く来ないメールが来て『昼過ぎに迎えに行くから』というぶっきらぼうな文面さえ、笑みが出てくる。



父親はあたしのこと嫌いだろうけど、誕生日を覚えていてくれただけで嬉しい。



普段はあり得ない鼻歌を歌いながら、服とメイクを決める。



――♪〜♪♪



あっ、お父さんかな?



「もしもし」


「あっ、莉緒か。もう家に着きそうなんだが、準備出来てるか?」


「うん。出来てるよ」



それから数分もしない内に、お父さんの車が家についた。


「今からレストラン行くけど、いいか?」


「う、うん」


やっぱり覚えててくれたんだ。



わざわざレストランで祝ってくれるなんて。



幸せな気持ちでいっぱいだった。