いつもは1人の誕生日。
父親が買ってきてたのであろう、ケーキを1人で食べていた。
高校に入ってからは詩織が毎年祝ってくれてたから、寂しくは無かった。
でも……
「じゃあ家族との誕生日。楽しみなよ♪」
「……うん」
家族との誕生日……か。
それからなんか心がウキウキしてしまい、授業の終わりを待ち望んだ。
「じゃあ、莉緒。いい誕生日をね。プレゼントは月曜日に期待しときなよ―っ」
「あははっ。ありがと」
詩織を見送り、あたしも教室を出て図書室に向かった。
図書室までの階段はいつもドキドキする。
皐に会えるって思うからなんだろうけど、正直な鼓動だ……
――ドンッ
「きゃっ!!」
つい浮き足だっていたあたしは、目の前が見えてなく、女の子とぶつかってしまった。
「あっ!ごめんなさいっ!!大丈夫ですか!?」
うわぁ―…ヤバいっ!!
すぐに駆け寄った。
「あっ、大丈夫です。」
うわっ……可愛いコ。


