―――――――――……
「莉―緒っ。」
「………」
「莉緒ってばっ!!」
「……へ?」
ハッとして視界を上げると、呆れたようにあたしを見る詩織。
「あっ、ごめん。何の話しだった?」
「もぉ―っ!明日は莉緒の誕生日だよね?って話してたんじゃんっ!」
「あっ、そうだった!!ごめん、ごめん。」
「最近の莉緒、何か情緒不安定だよ?大丈夫?」
「うんっ。大丈夫、大丈夫」
そう笑顔で返すけど、詩織は何か納得してない顔をする。
「この前話した、好きな人とうまくいってないとか?」
「あっ、別に……そういうわけでは……」
詩織には話していない。
あたしの好きな人が誰なのかも。
そして、あたしが2番目の彼女になってるということも……


