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「おっ、時間通りだな。」
温かい店内でコーヒーを飲む廉二が、ニヤリとあたしを見る。
「別に……暇だったから」
「俺は来るって分かってたけどな。」
「は?」
『来るって分かってたけどな』だって?
「たまたまよ。そんな自分のために来たなんて、自意識過剰なこと言わないでくれる?」
「それでも来たってことは、気になってたんだろ?俺のこと。」
ゔっ……
「まぁ、座れば。」
「っ……」
しぶしぶ廉二の向かい側に座った。
「で?なんで呼び出したのよ。」
「ん?あんたも俺のこと気になってただろな―と思って」
「っ!ふざけないでっ!!」
張り上げてしまった声に、周りからの視線が集まった。
「まぁ、まぁ、落ち着けって。」
イラつく。こいつ。
何でも分かってるって感じのこの瞳が嫌いだ。
「でも事実だろ?気になってたから、ここにきたんだろ?」
正直、そう……
なんであたしのことを知ってるのか……
それが気になって、ここに来た。


