2番目の恋人



「いいの……?」


「……え」



抱きしめられながら、耳元で囁かれる言葉。



「今ここでキス以上のことしちゃったら、莉緒は本当に戻れないよ。」



きっと皐はあたしに気を使ってるんだ……


あたしの覚悟を聞いてるんだ……



でもね、あたし……



「そんなの、皐に恋をした時点で覚悟してたよ……」


「っ……」



皐の頬にそっと手を伸ばし、自分から唇を重ねた。



後悔はない……


虚しさはない……



ただ、あたしたちの未来も……見えない。




「ふっ……んっ……」



何度も繰り返される甘く、深いキス。



いつもより乱暴なキスは、皐があたしを求めてくれてるようで嬉しかった。



――ギシッ




ゆっくりベッドに押し倒された。



「……本当にいいんだな?」



皐の方が不安そうな瞳をしている。



そんな皐に、あたしはただ頷いた……