「っ……確かにあたしは2番目の彼女だから、皐にとってはドキドキするような、存在じゃないって分かってる……」
分かってて、あたしが勝手に好きになって、付き合った。
でも……
「何でこんなに好きなのよっ!!」
完全に八つ当たり。
それでも言葉も、気持ちも、涙も、止まらなかった。
腫れた目元を隠すために塗ったアイライナーもマスカラもぐちゃぐちゃだろう。
でもそんなこと気にしてられないくらい、感情のコントロール出来ない……
「何で……」
ただの子供だ……
欲しいモノが手に入らなくて、駄々をこねるただの子供……
――グイッ
「………え」
突然腰に回ってきた手で、そのまま皐に寄って引き寄せられた。


