「ん?」
ん?じゃないわよっ!!
あたしの頬から手を離して、ニッコリ笑う。
「もしかして、莉緒……俺が何かするって意識しちゃった?」
「っ〜〜///」
ニヤリと笑いながら、そう言った。
――バンッ
「痛っ!!」
ベッドの上に置いてある枕を、皐目掛けておもいっきり投げつけた。
「なっ!何するだよっ!莉……緒?」
「ウゥ―…」
悔しい、悔しい、悔しい……
いつも、必死なのはあたしだけ。
いつも、こんなにドキドキするのもあたしだけ。
「莉緒……なんで泣くの?」
『なで泣くの?』なんて決まってるじゃん。
「悲しいからよっ!!」
心が痛くて悲しいから……


