って……当たり前か。
あたしは『好き』って言ったけど、皐は何も言わない。
それもそうだよね。
だって、皐には1番の彼女が……
大事な彼女がいるんだもんね……?
温かいシャワーを浴びながら、少しだけ涙を流した……
「長かったな。」
「あっ、ごめん。寒かった?」
ベッドにドカッと座りながら、あたしを見る皐。
「イヤ、大丈夫だけど。なんかさっきより目元のメイク濃いくなってないか?」
――ドキッ
「べ、別に……さっきと一緒だよ。」
なんで気づくのよ……
泣いて少し腫れてしまった目を隠したくて、メイクが濃くなってしまったこと……
「でも莉緒はノーメイクでも綺麗だと思うのにな」
「っ……」
サラッとそれだけ言って、皐もバスルームに入っていった。
っ……
不意討ちだ////


