海辺に近づき、しゃがんで海水を触った。
「……冷た」
「当たり前だろ。」
やっぱり冬の海の水は冷たい。
「で?何があったんだ?」
「……え?」
「昨日と様子が違う。何かあったんだろ?」
っ……
なんで気づくのよ……
「父親がさ、再婚相手紹介したいとか言い出したんだよね。」
海辺から少し離れ、砂浜に座った。
皐も黙って隣に座った。
「いつかは再婚するかと思ってたんだけどさ……まさか、あたしに許可を取るとは思ってなかったんだよね。」
「なんで?娘には許可取るだろ?」
「あたしね、父親に嫌われてるの。」
「……は?」
意味がわからないという顔をあたしに向ける。


