「着いた―っ!!」
電車から下りて海まで歩いた。
着いたと同時に、伸びをする。
「意外に遠かったな。」
そう行ってあたしの横に立った皐。
「じゃあ莉緒、海に入るか?」
「はあ!?」
「冗談だよ。冗談。でも海辺までは行こうぜ」
そう行って差し出された手。
少し周りを確認して、手を握った。
こんな冬の海には、人なんて見つからず、あたしは素直に皐の手を握った。
ただ手を繋ぐことにも、あたしは周りを気にしないといけない。
皐との関係がバレて、周りに冷たい目で見られたって構わない。
いくら蔑まれてもいい……
ただ、バレて皐が離れていくのはイヤ……
それだけはイヤだから、この関係はバレるわけにはいかない……


