図書室を出て、家に帰った。
最近はまっすぐ家に帰っている。
……嫌いなのは相変わらずだけど
――カチャッ
……あれ?開いてる……?
いつものように自分で開けようとした鍵が、開いていた……
もしかして………
――ガチャッ
「あっ……おかえり」
やっぱり……
「なに?珍しいね。仕事早く終わったの?」
最悪。父親が居るなんて……
まだ帰って来たばかりだったのか、リビングの電気はついてなかった。
リビングの電気をつけ、父親を見る。
「あぁ、また今から行くんだが、これを渡してから行こうかと……」
そう言って取り出した財布。
そこからおもむろに万札を数枚取り出した。


