2番目の恋人



「で?合格祝い何がいい?」


「……へ?」


「へ?じゃねぇよ。全教科80点越えたから、合格だろ。祝ってやるよ」



お祝いなのに、上から目線って……



「何か文句でも……?」


「いやいや、とんでもないっ!」



せっかくお祝いしてくれるって言うんだし、それは嬉しいこと。



素直に甘えていた方がいい。



「何が欲しい?」



欲しいモノ……か。



「ねぇ、欲しいモノじゃなくて、行きたいところでいい?」



「行きたいところ?」



「ん。」



「別にいいけど……ただ…「分かってるよ。たぶんあそこなら、人に見られないから」



きっと皐は近場を2人で歩いたとして、それを彼女に見られるのがイヤだったんだろう……


分かってたはずじゃん……



あたしは2番目だって……




ズキンと痛んだ胸は、気のせいにしとおこう……