ダメだ……


ダメだ………



俺はあの日“八神皐”として、生きていくと決めたんだ……



こんなところで、迷ってる場合じゃ……



「1番じゃなくていいの、2番でいいから……そばに居させて……」


「っっ……」



――グイッ




「さ、皐……?」



気づいたら隙間を埋めるように、強く抱きしめていた。