それから休み時間になり
私たちは教室へ戻った
戻るなり恋美に腕をひかれ
再び屋上へ行った
「さすがに2時間サボりは私でもキツいよ」
「大丈夫!先生には病み上がりって言ったから!」
恋美の事だ。
恋美は美人だし成績も優秀だから先生にも好かれている。だから
他の生徒が言っても通じない話しも、恋美が言うと信じてもらえるからその作戦使ったのだろう。
「沙羅葉山くんと何かあった?」
「何で?」
「さっきからニヤけてる」
「嘘!?」
「本当。どこがクールビューティーよ」
「葉山くん気づいてくれたんだ。
私がクールぶってる事。少し無理してることも。それから……」
私は一部始終恋美に話した
「沙羅」
「はい」
「葉山くん沙羅が好きだよ。最低でも絶対気になってるよ」
「絶対ただの友達だけでしょ。好きだったら一緒いたらドキドキするから一緒サボったりしないんじゃない?」
「以外と不器用だよね…まあ私は沙羅の味方だから何かあったらいつでも言って」
「ありがとう!」
私はこんな恋美が大好きだ。
