「ねぇ花咲さぁ~~ん。お願いがあるんだけどぉ。きいてくれるぅ??」



・・・・・えーと。



誰??



いや、スズではない。


うん。


「白崎あいりさんだよ。」




ぼそっとすずが教えてくれた。

あ~~。


あいりさんと言えば、学年で一番モテモテのあのあいりさんだ。




・・・・そんな人があたしになんていう用事??



「え・・え~と。」


あたしがとまどっていると、あいりさんが積極的に話しかけてきた。


「あのねぇ~花咲さんてぇ吹奏楽はいってるんだってぇ~??」



「え・・う・うん。」

何が起きるんだろう。


「やっぱりぃ??すごいねぇ。」


ほめられるのは嬉しいけど・・・



「ところでぇ吹奏楽に佐々木先輩いるじゃぁ~ん?」


「う・・・うん」


いやな予感。


「あたしを~佐々木先輩に紹介してくんなぁ~い?」


やっぱり。