それでもミラーゼは恋をする



*杏奈サイド*

「あ゛!名前聞いてなかった!」

ハッと思いだし、箸を持ってる手を止めた。
今はちょうどお昼休み。屋上で春香と一緒にお弁当を食べてます。

「名前?誰の?」
「ん~それがさ...」

昨日の事件と、その後を春香に話す。

あ、あの後はね、
ひったくられたバックを女の人にちゃんと返して、警察の人はひったくりさんを確保しました。

で、あたしが言ってるのは、

「あ~あ、あのタオルお気に入りだったのに...名前が分からないんじゃ見つけよーもないや」

そう。タオルの事です。

「あんたね~、自分が蹴りかましたんでしょ?我慢しなさい!...ちなみに、どんな男子だったの?」
「ん~っとね、イケメン君だった...気がするんだけどなぁ~」
「気がするだけかい!!」
出た!春香のたまに出るツッコミ!
たまに出るんだよね~!

笑いながら過ごすお昼休み。平穏で、すっごく楽しいな、
このままずっと続くと良ーのに、