アランはベッドのシーツを取り替えてきぱき動く。
「南波、朝の紅茶は??」
「じゃぁ、もらおうかな」
アランは笑みながら
手際よく食器を準備する。
部屋中にレモンの香りが広がる。
今日はレモンティーだ。
「入れたてだから暑いよ?」
綺麗なお皿にティーカップを乗せ、そっと僕に渡す。
「ありがとう」
綺麗な銀食器。
ちゃんと磨かれており、顔までちゃんと映る…
…!?
この顔は…
さっき…夢で…
ガッシャーン
紅茶が床にこぼれる。
「南波!?」
そうだった。
僕等は双子じゃないか。
びっくりしたんだ。
兄さんが居て。
いや、僕が兄さんに見えて。

