「れーんーげ!!」
「そろそろ起きろよー。」
「うーん…」
「起きねーなら添い寝しちゃおっかなー?」
「えー!?なら、俺はチューしちゃおー。」
「起きました。今、起きました」
この変態な2人はmy brother。
「起きなくて良いのかー??」
4つ上の浅葱 黎爾(あさぎ れいじ)と、
「遅刻するぞ。」
6つ上の浅葱 襲侍(あさぎ しゅうじ)。
「もう8時58分だぞ。学校9時からじゃなかったっけ?」
いつも優しくて頼りになる。セクハラすんのがたまにキズだけど…。
「え!?うそ、ヤバイ!!遅刻する!もう今週3回しちゃったのに」
「まぁ、準備しろって。」
「あ、うん。」
私は慌てて準備し始めた。
準備し終わって学校へ行こうとすると、
「遅刻しそうならバイク乗せてってやろーか?」
なんて言ってくれるもんだから
「お願いしまーーーっス!!」
その言葉に甘えちゃう。
そんな私は浅葱 蓮華(あさぎ れんげ)。
学校遅刻常習犯の高校2年生。今は兄貴2人と一軒家でくらしてる。
パピーとマミーは外国の親戚のところに居候中。(なんでかはしらないけど…)