野球部と吹奏楽部―夏の日の思い出―



氷が黄色に染まる。

じっとそれを見ていた時


「田浜!
俺にもかけて」


「え、あ
うんうん
かけるよ」


私をこんなにしどろもどろにする人は一人だけ。