「私さ本当幸せ者やんね 大好きな人と大好きな仲間が傍にいる」 キキィ-っと音をたてて自転車を止めるたけ 「くせぇこと言ってんな」 いまさら自分が言った事に恥ずかしさが込み上げる おでこをコツンと小突かれる 「俺もだよ」 そう言って頭にポンとふれたたけ そしてまた前を向いて自転車はゆっくりと走り出した