深海のサンドリヨン




人形の血肉は不老長寿の薬

たちまち、青年の傷口が治っていきます


『よかった…。』


ほっとレフィ-が一息付きますと、青年のかぶっているフードが揺れ、青年は微かに声を漏らしました

『ん…。』


『よかった!
気がついて…!』


『…あれ、俺なにしてたっけ…。』


むくりと何事もなかったかのように起き上がった青年は、レフィ-をじっと見つめます

『あぁ、そっか…。
それであんたが…ふーん。』


何か呟くと、彼は自分のフードをパサッと脱ぎました

フードが無くなると、自由になった漆黒の髪がユラユラと現れ、さらに真っ黒な瞳がレフィ-を捕らえます


『…まぁ、助かったんじゃないの、お礼はいわないけど。
ちょうどサメと格闘してたんだよね。
色々あってさ。』

『は…はぁ。』


『で、何の見返りを望んで俺を助けたの?』