大好きな彼

~真実~


「実話、僕、癌なんです。」

「え?嘘でしょ?」

「嘘じゃないです。」

「いつからなの?」

「2ヶ月前ぐらいです」

「そっか」

「はい」

「ならその、2ヶ月私と、思い出作ろ?」

「え・・・?いいんですか?」

「当たり前でしょ?」

「そうですね」

「うん」