そんな俺を見ていた郵便屋の親父は ある日、俺に仕事を手伝わせた。 『お前はもともと優しい奴だ。 優しくない郵便屋さんなんて いないんだからな。』 知ってるよ、それくらい。 小さい頃は 親父みたいになりたかったんだから。 しかも絶対、 「俺、親父より優しいよ」 『うるさい。あ。 無免許はダメだぞ、お前は自転車だ』 と、俺は地味に自転車で 郵便屋のバイトを始めたのだった。