でも、その度に俺は助けてやったり庇ってやった。 なぜだろう… なんで庇ったりしてやったんだろう ―――自分でもわからない。 あ。 きっと、あれか? おれ、実は優しかったんだよ。 あぁ、きっとそうだな、じゃなきゃ庇うわけねぇもんな。 そっか、小さい頃の俺って紳士だったんだな… ったく、いい奴だぜ